薬剤師は転職回数が多いと不利?4回転職した経験から感じたこと

転職・職場選び

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薬剤師として何度か転職していると、「転職回数が増えると次の転職で不利になるのでは」と気になることがあります。

私はこれまで4回転職しています。

その中には半年ほどで退職した職場もありますし、面接を受けて不採用になったこともあります。

それでも、これまでの転職活動を振り返ると、「転職回数が多い」と面接で指摘されたことはありませんでした。また、転職を重ねたことで求人が明らかに減ったという感覚もありません。

もちろん、これは私自身の経験です。転職回数が採用にまったく影響しないとは言えません。

ただ、4回転職して感じているのは、転職のしやすさは「何回転職したか」だけで決まるものではないということです。

今回は、転職回数や短期離職が実際の転職活動でどう扱われたのか、私の経験をもとに書いていきます。

4回転職しても「転職回数が多い」と言われたことはなかった

私はこれまで4回転職していますが、今まで受けた面接で「転職回数が多いですね」と言われたことはありませんでした。

履歴書や職務経歴書にはそれまでの勤務先を書くため、採用する側は転職歴を確認したうえで面接をしているはずです。

それでも、少なくとも私の場合は、転職回数そのものが面接で大きな話題になることはありませんでした。

私自身も、転職回数が増えてくると「次は不利になるのでは」と気になることはありました。

ただ、実際の転職活動では、これまで何年働いてきたのか、どのような仕事を経験してきたのか、次の職場で何ができるのかなど、転職回数以外の部分も見られているのではないかと感じています。

採用側が実際に何をどの程度評価していたのかは分かりません。

あくまで私自身の経験では、4回転職していること自体を問題にされたことはなかったということです。

これまで4回の転職で何を重視して職場を選んできたかについては、別の記事で詳しく振り返っています。

関連記事:薬剤師の転職で職場選びに考えたこと|紹介会社を使うかどうかも含めて振り返る

半年で退職した職場については理由を聞かれた

転職回数についてはほとんど聞かれませんでしたが、在籍期間が短かった職場については理由を聞かれたことがあります。

私は総合病院の門前にある調剤薬局へ転職したあと、半年ほどで退職しました。

その次の転職活動では、面接で「なぜ半年で退職することになったのか」を聞かれました。

私はそのとき、転職するに至った理由を自分なりに説明しました。

すると、それ以上深く聞かれることはなく、その会社からは内定ももらっています。

この経験から、私の中では「転職回数が多いこと」と「在籍期間が短いこと」は少し分けて考えています。

転職回数そのものについて何も言われなくても、半年のように短い在籍期間があれば、理由を確認されることはあります。

その場合は、なぜ退職することになったのかを自分の中で整理して、説明できるようにしておいた方がよいと感じました。

退職理由を面接でどう伝えるかについては、別の記事で改めて書きたいと思います。

転職回数が増えても求人や条件が悪くなった感覚はなかった

私の場合、転職回数が増えたことで求人が減ったという感覚はありませんでした。

ただし、1回目、2回目と3回目、4回目では転職時の状況がかなり違います。

1回目と2回目の転職では、同じ転職サイトを1社だけ利用していました。

特に2回目は、前の転職から半年ほどしか経っていません。当時は仕事で疲れていて、転職活動に長く時間をかける余裕もあまりなかったため、多くの求人を比較したわけではありませんでした。

それでも、2回目の転職では前の職場と大きく変わらない条件で転職できました。

半年ほどで再び転職することになったことを考えると、条件を大きく下げずに済んだのは自分としては良かったと思っています。

一方、3回目と4回目の転職時には、薬剤師として10年以上働いていました。

ドラッグストアで約4年、調剤薬局で約6年の経験があり、管理薬剤師も1~2年ほど経験していました。

さらに、勤務地についても北海道・沖縄・離島を除けば、ほぼ全国を候補にしていました。転勤も可能で、管理薬剤師としての勤務も可能という条件で探していました。

その条件で探したところ、紹介される求人はかなり多く、すべて確認するのが大変なくらいでした。

逆に、年収や休日などの希望条件を追加して、候補を減らしたほどです。

年収についても、その時点の年収より高い求人を多く紹介してもらいました。

もちろん、管理薬剤師の経験や薬剤師としての経験年数が、採用側からどの程度評価されていたのかは分かりません。

また、勤務地をかなり広く設定していたことも、求人が多かった理由の一つだと思います。

つまり、転職回数が増えた一方で、薬剤師としての経験や自分が対応できる働き方も増えていました。

そのため、自分の経験だけから「4回転職しても求人はたくさんある」と一般化することはできません。

ただ、少なくとも「転職回数が増えれば、その分だけ求人が減る」という感覚はありませんでした。

求人の数は、勤務地、年収、休日、残業、勤務時間、転勤の可否など、自分がどこまで条件を設定するかでも変わります。

最初の転職では年収が下がりましたが、これはドラッグストアから調剤薬局へ業態を変えた転職でした。

そのため、転職回数が原因で条件が悪くなったとは考えていません。

私の場合は、転職回数だけを見るよりも、その時点での経験や希望条件による影響の方が大きかったと感じています。

転職回数が気になっている場合でも、実際にどのような求人があるかは、経験や希望する勤務地、年収、休日などによって変わります。

今すぐ転職すると決めていなくても、まずは自分の条件でどのような求人があるのか確認してみるのも一つだと思います。

転職サイトを使ったときの流れや、担当者に任せきりにせず希望条件を整理した方がよいと感じた理由については、こちらの記事で整理しています。

関連記事:薬剤師転職サイトに登録するとどうなる?流れと注意点を薬剤師目線で解説

転職先の条件を見るときに、年収だけでなく勤務時間や休日まで含めて考える理由については、こちらの記事で詳しく書いています。

関連記事:薬剤師の年収は高ければよい?拘束時間と時給で考えた転職先選び

不採用も経験しているので、転職回数が関係ないとは言い切れない

ここまで書くと、転職するたびに問題なく内定をもらってきたように見えるかもしれませんが、実際には不採用になった会社もあります。

最初の転職ではドラッグストア系列の会社、2回目では調剤薬局、3回目では紹介された病院の面接を受けて、不採用になった経験があります。

なぜ不採用になったのかは分かりません。

面接での受け答えだったのか、経験年数だったのか、それまでの職歴だったのか、短期離職が影響したのか、それとも他の応募者との比較だったのか。

採用側から理由を聞いたわけではないため、判断することはできません。

そのため、「転職回数は採用にまったく関係ない」とも言えません。

ただ、不採用になったときに「転職回数が多いからだ」と決めつけることもしませんでした。

1社に不採用と言われても、私はそのまま別の求人を探してきました。

転職活動では、自分からは分からない理由で不採用になることもあります。

一つの会社の結果だけを見て、「転職回数が多いからもう転職できない」と考える必要はないと思っています。

まとめ|転職回数だけを理由に転職を諦める必要はないと思う

私はこれまで4回転職していますが、面接で転職回数そのものを問題にされた経験はありませんでした。

一方で、半年で退職した職場については理由を聞かれましたし、面接後に不採用になった会社もあります。

そのため、「薬剤師なら何回転職しても問題ない」と言うつもりはありません。

ただ、転職を重ねたあとも求人が減った感覚はなく、3回目、4回目の転職では、むしろ条件を追加して求人を絞る必要があるほどでした。

転職のしやすさは、転職回数だけでなく、これまでの経験や希望する条件によっても変わります。

そのため、転職回数が増えたことだけを理由に「もう転職は難しい」「条件を下げなければならない」と最初から決めつける必要はないと思っています。

短期間で退職した職場があるなら、その理由は説明できるようにしておく。

そして、転職回数そのものを気にし続けるより、これまでの経験を次の職場でどう生かせるのか、自分が次の職場に何を求めているのかを整理する。

4回転職してきた私としては、その方が次の転職を考えるうえでは大切だと感じています。

転職回数だけで判断せず、実際に今の自分の経験や希望条件でどのような求人があるかを見てみると、選択肢を考えやすくなります。