薬局の現場で感じた薬・転職・働き方の話

薬局薬剤師の働き方

はじめに|このブログで書くこと

はじめまして。

このブログでは、薬局で働く薬剤師として、現場で感じたことをもとに、薬の使い方、薬局でよくある疑問、薬剤師の働き方について書いていきます。

薬局で働いていると、患者さんからいろいろな質問を受けます。

「この薬は前にもらった薬と何が違うの?」
「眠くなりにくい薬はどれ?」
「点鼻薬はいつまで使っていいの?」
「抗生物質と一緒に整腸剤が出ているのはなぜ?」

こうした質問に答えるたびに、薬の情報は正確であることはもちろん、わかりやすく伝えることも大切だと感じてきました。

インターネットで薬について調べると、たくさんの情報が出てきます。便利な一方で、専門的すぎてわかりにくいものや、逆に簡単に言い切りすぎていて不安になるものもあります。

このブログでは、薬剤師として現場で見てきたことをもとに、一般の方にも、薬学生や若手薬剤師にも、現場で働く薬剤師にも読みやすい形で書いていきます。

ただし、このブログは個別の診断や治療を行うものではありません。薬の使い方や体調について不安がある場合は、自己判断せず、医師・薬剤師などに相談してください。

私の薬剤師としての経歴

私は社会人14年目の薬剤師です。現在は管理薬剤師として働いており、認定薬剤師も取得しています。

これまでに、ドラッグストア、病院前薬局、大手調剤併設ドラッグストア、内科・呼吸器科の門前薬局、皮膚科・整形外科の門前薬局、耳鼻科門前薬局などを経験してきました。

働いてきた地域も、関西を中心に山陰や東海地方等複数あります。

同じ薬局でも、場所や診療科、会社の仕組み、地域によって、仕事内容や患者さんから相談される内容はかなり違います。

耳鼻科門前では、抗ヒスタミン薬、点鼻薬、去痰薬、抗菌薬、漢方薬、小児の薬などに触れる機会が多くあります。

ドラッグストアでは、処方薬だけでなく、市販薬、健康食品、日用品、接客、売場づくりなど、調剤以外の仕事にも関わります。

病院前薬局では、幅広い診療科の処方に触れることが多く、薬の種類も多くなります。

いろいろな薬局で働いてきたからこそ、薬の知識だけでなく、薬局ごとの違い、薬剤師の働き方、転職を考えるときに見るべき点についても書けることがあると思っています。

このブログで扱う主なテーマ

このブログでは、主に3つのテーマを扱います。

1つ目|薬の使い方や違いについて

まずは、薬局でよく相談される薬について書いていきます。

たとえば、花粉症の薬の違い、眠くなりにくい抗ヒスタミン薬、点鼻薬の使い分け、痰を出しやすくする薬の違い、抗菌薬と整腸剤の考え方、小児の薬でよくある疑問などです。

薬の説明は、詳しく書こうと思えばいくらでも難しくできます。

しかし、患者さんが本当に知りたいのは、

「自分は何に気をつければいいのか」
「なぜこの薬が出ているのか」
「似た薬と何が違うのか」
「いつ薬剤師や医師に相談した方がいいのか」

といった部分だと思います。

このブログでは、薬の仕組みをできるだけわかりやすく整理しながら、現場でよく聞かれる疑問に答える形で書いていきます。

ただし、薬には効果だけでなく、副作用や注意点もあります。年齢、体質、持病、妊娠・授乳、他に飲んでいる薬によって、注意すべき点は変わります。

そのため、「この薬が絶対に良い」「この薬なら誰でも安全」といった書き方はしません。添付文書、公的資料、メーカー資料などを確認しながら、できるだけ根拠のある内容にしていきます。

2つ目|薬局薬剤師の働き方について

薬剤師の仕事は、外から見ると「薬をそろえて説明する仕事」に見えるかもしれません。

もちろん、それも大切な仕事です。

ただ、実際の薬局では、処方内容の確認、疑義照会、薬歴の記録、在庫管理、期限管理、麻薬や向精神薬の管理、冷所品の管理、患者さんからの相談対応、クレーム対応、後輩指導、店舗運営など、かなり多くの仕事があります。

管理薬剤師になると、薬の知識だけでなく、店舗全体を見る力も必要になります。

薬局で働いていると、「薬剤師の仕事は思っていたより広い」と感じる場面が何度もあります。

このブログでは、薬局薬剤師の実際の働き方、忙しさ、やりがい、大変なところ、職場による違いについても書いていきます。

薬学生や若手薬剤師の方には、就職先や今後の働き方を考える材料になるような内容にしていきたいです。

3つ目|転職や職場選びについて

私はこれまで、複数の会社や薬局形態を経験してきました。

その中で感じているのは、薬剤師の働きやすさは、給与だけでは決まらないということです。

もちろん年収は大切です。

ただ、実際に長く働けるかどうかは、人員体制、処方枚数、応需科目、残業、休日、薬歴を書く時間があるか、管理薬剤師にどこまで負担が集中するか、会社の方針が現場に合っているか、といった部分にも大きく左右されます。

求人票だけではわかりにくいこともあります。

同じ「調剤薬局」でも、病院前薬局、クリニック門前、面対応、ドラッグストア併設では、働き方がかなり違います。

このブログでは、転職を強くすすめるための記事ではなく、

「今の職場を続けるべきか」
「転職するなら何を見ればいいのか」
「自分に合う薬局はどう考えればいいのか」

を整理するための記事も書いていきます。

薬の情報を書くときに気をつけること

薬や医療に関する情報は、人の健康に関わります。

そのため、このブログでは、薬の情報を書くときに、できるだけ公的な資料、添付文書、メーカー資料などを確認します。

医薬品については、効能・効果を大げさに書いたり、誤解を招くような表現をしたりしないよう注意が必要です。厚生労働省は、医薬品等の広告規制について情報を公開しており、医薬品医療機器等法では、医薬品などについて虚偽・誇大な広告が規制されています。

また、医療用医薬品の情報提供では、承認された効能・効果、用法・用量の範囲内であること、有効性だけでなく副作用を含む安全性情報も扱うこと、科学的・客観的な根拠に基づく正確な内容であることが求められています。

Googleも、検索で評価されやすい医療・健康系の情報について、読む人の役に立つこと、信頼できること、誰がどのような理由で書いたかがわかることを重視する考え方を示しています。

このブログでも、薬の良い面だけでなく、注意点や限界も書くようにします。

現場での経験をもとにしながらも、個人的な感想だけで断定しないようにします。

このブログを読んでほしい人

このブログは、薬について知りたい一般の方にも読んでもらいたいです。

病院で薬をもらったけれど説明をもう一度確認したい方、似た薬の違いが気になる方、薬局で聞きそびれたことを整理したい方に向けて、できるだけわかりやすく書いていきます。

また、薬学生、若手薬剤師、転職を考えている薬剤師、管理薬剤師になったばかりの薬剤師にも読んでもらいたいです。

現場で働いていると、教科書には載っていないけれど大事なことがあります。

患者さんとの関わり方、職場選び、管理薬剤師としての実務、薬局ごとの違いなども、自分の経験をもとに残していきます。

これから書いていきたい記事

まずは、自分が現場で何度も説明してきた薬の話から書いていきます。

花粉症の薬の違い、眠くなりにくい抗ヒスタミン薬、点鼻薬の使い分け、去痰薬の違い、抗菌薬と整腸剤の考え方、小児の薬でよくある疑問などです。

そのうえで、薬剤師として働く中で感じたことや、管理薬剤師として悩んだことも少しずつ書いていきます。

薬局で起こりやすいミス、在庫管理、期限管理、疑義照会、薬歴、患者さんとのやり取り、職場選び、転職の考え方なども扱っていく予定です。

おわりに

薬局で働いていると、患者さんからの何気ない質問や、現場で起こる小さな出来事から学ぶことがあります。

薬の説明は、正確であることが大前提です。

ただ、それだけではなく、読んだ人が「そう考えればいいのか」と理解できることも大切だと思っています。

このブログでは、薬局の現場で感じたことをもとに、薬の話、薬剤師の働き方、転職、管理薬剤師の実務について書いていきます。

まずは、自分が実際に現場で何度も説明してきた内容から始めます。

読んでくれた方が、薬について少し安心できたり、薬剤師としての働き方を考えるきっかけになったりするブログにしていきたいです。

関連記事:次の記事では、「ドラッグストアから調剤薬局へ転職して感じた違い」について書いています。

関連記事:これまでの転職で職場選びに何を考えたかは、「薬剤師の転職で職場選びに考えたこと」でまとめています。